志位委員長再び来阪 大阪が変われば日本が変わる 大激戦の近畿比例 共産党の躍進必ず 総選挙ラストサンデー 志位委員長が訴え
日本の命運がかかった総選挙が31日投開票されます。選挙戦で最後の日曜日となった24日、日本共産党の志位和夫委員長が大阪市天王寺区内で宮本たけし近畿比例・大阪5区候補と共に街頭演説し、「比例は共産党」と広げに広げ、1票を争う比例近畿ブロックで現有2議席から4議席への倍増を必ず勝ち取り、小選挙区でも党公認候補と野党で一本化した候補者の勝利を訴えました。
志位氏は、格差と貧困を拡大し、国政私物化疑惑を究明せず、コロナ失政に無反省な自公政権はもう終わりにし、新しい政権をつくろうと訴えました。そのためには日本共産党の大躍進が必要だとし、「近畿ブロックは現有2議席だが、3議席目が1票を争う大接戦。何としても押し上げていただき、その勢いで4議に挑戦しよう」と呼び掛け。宮本候補は森友問題はじめあらゆる問題で国民の願いを背負って頑張ってきた政治家だとし、「5区から必ず押し上げて下さい」と力を込めました。
共産党伸ばし命守る政治を
志位氏は、コロナから命を守る日本共産党の提案を説明。自公政権がコロナの教訓に学ばず、消費税を財源に急性期の入院ベッドを20万床も削減する計画を初めていると告発。「病床削減計画は中止し、医療体制の抜本拡充に切り換えよう」と訴えました。
国会で病床削減法の採決に賛成し強行に加担した維新に対し「医療破壊の突撃隊」と批判。自民・公明・維新に審判を下し、「ケアを支える政治に切り換えよう」ときっぱり。「日本共産党は『なにより、いのち。ぶれずに、つらぬく』党。この党を伸ばして命を守る政治をつくろう」と力を込め、自公政権を終わらせて安心と希望の日本をつくる「4つのチェンジ」を詳しく説明しました。
本気の共闘で野党が協力し
志位氏は、政権交代へ本気の野党共闘をつくるには、国民が希望を持てる共通政策、その政策を実行する政権の合意、選挙協力の具体化という「3点セット」が必要だと6年前から主張してきたとし、「今度の総選挙では『3点セット』がしっかりそろって、野党は協力してたたかっている」と報告しました。
共通政策では市民連合と野党4党首が合意した20項目の共通政策を紹介。同日朝のNHK「党首討論」で自民党や維新が文句を付けてきたが、「野党共通政策を読んでから言ってほしい」と反論したことを紹介し、「岸田首相が逆立ちしてもできない、日本を大きく変える政策合意だ」と力を込めました。
さらに立憲民主党と20項目の共通政策を実行する政権協力でも合意し、選挙協力でも289小選挙区のうち213で野党候補が一本化したとし、「ここまで来たからには、全部で勝利し、自民・公明と、その最悪の補完勢力である維新を倒して、野党勢力の勝利を勝ち取ろう。大阪5区では宮本さんの勝利を」と訴えました。
日本を変える結果を出そう
志位氏は「あなたの1票で政治は変えられる。あなたの1票で政権も代えられる。政権交代を始めようではありませんか」と呼び掛け。野党共闘を成功させるためにも、ぶれずに誠実に共闘を進める日本共産党の躍進が絶対に必要だとし、「大阪が変われば、必ず日本が変わる。31日には、大阪から日本を変える結果を出そう」と訴えました。
宮本候補は、森友疑惑を国会で初めて追及したことに触れ、「(自公政権は真相を)いつまで隠し続けるのか。政権交代し、二度と隠蔽・改ざんができない、まっとうな政治をつくろう」と決意表明しました。
(大阪民主新報、2021年10月31日号より)