市民と野党の共闘

大阪革新懇第2回コロナシンポ 生活・仕事・文化・教育は今 現状と解決語り合う

 コロナ禍が続く中で大阪の生活、仕事、文化、教育の現状を交流し、解決方向を探ろうと、進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)が23日、第2回目のコロナ対策シンポジウムをユーチューブで生配信し、103人が視聴しました。

 大阪革新懇代表世話人の桜田照雄阪南大学教授の進行で、西淀川フードバンク実行委員会の長瀬文雄代表、民青同盟の園部真拓府委員長(ビデオ出演)、淀川料飲協同組合理事長で居酒屋「富五郎」社長の堀口博信氏、日本音楽家ユニオン関西地方本部の池田路子事務局次長、元中学校教師の藤川真人氏が発言しました。

各地で食料支援の取り組み

 長瀬氏は、昨年末に大阪で相次いだ餓死事件を受け、「生活困窮者に手を差し伸べよう」と、ことし1月から地域で食料や日用品を無料で提供するフードバンクを3回開いたと報告。「『助けて』と言える当たり前の社会をつくるため、地域の共同を進めたい」と語りました。
 園部氏は、学生生活の実態アンケートの結果から、「学生の命と暮らしを守ろう」と大学・専門学校前でフードバンクに取り組み、多くの学生と対話していると紹介。「高すぎる学費を下げ、安心して学べるようにするため、総選挙でも学生と力を合わせたい」と話しました。
 堀口氏は、営業自粛要請の中で阪急十三駅周辺の料飲街は、夜にはゴーストタウンのようになり、火災から復興した通称「ションベン横丁」の若い経営者も苦しんでいると証言。「(自粛を要請するなら補償のお金は)先に渡して、後で清算するようにすべき」と訴えました。

公演のキャンセルが相次ぐ

オンラインで開かれた大阪革新懇の第2回コロナシンポ=23日、ユーチューブより

 ソプラノ歌手でもある池田氏は、昨年2月以来、演奏家は活動自粛や公演のキャンセルが相次ぎ厳しい状況だと報告。日本音楽家ユニオンとして実態調査に取り組んで声を上げたことで、個人の演奏家も持続化給付金が受けられる道を開いたと語りました。
 藤川氏は、府内の小中学校ではコロナ前から深刻な教員不足で「教育に穴が開く」状況が続いていると指摘。「普通の授業が受けられない現状をどうするかが問われている。府民の生存権を取り戻すとともに、少人数学級の拡大など教育条件の改善を」と訴えました。
 報告や討論のまとめで桜田氏は「連帯を広げ、人々の生活の悩みや苦しみという現実を直視することに解決策がある」と締めくくりました。

(大阪民主新報、2021年5月30日号より)