市民と野党の共闘

東京都議選結果を力に 総選挙へ本気の共闘へ 大阪革新懇が代表世話人会

大阪革新懇が開いた第5回代表世話人会=10日、大阪市北区内

 進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)が10日、大阪市北区内で2021年度の第5回代表世話人会をオンライン参加も含めて開き、東京都議選(4日投開票)の結果と今秋までに必ず行われる総選挙に向けた取り組み、東京五輪の開催強行問題、新型コロナワクチンの不足などについて活発に討論しました。
 日本共産党の柳利昭府委員長は、東京都議選で同党が改選比1議席増の19議席となり、3回連続で勝利し、15議席となった立憲民主党を合わせると自民党の33議席を上回ったことなどを報告。両党間での候補者調整が大きな力を発揮したとし、「都議選の結果を力に、総選挙に向けて政権合意を踏まえた本気の共闘を改めて推進したい」と語りました。
 柳氏は、日本共産党は東京都議選の結果が総選挙勝利・野党共闘前進へのかぎになると位置付け、「全国は一つ」の立場で支援を強め、勝利を勝ち取ったとし、「期日が決まった総選挙に向け、8月末を節目に、大阪での比例80万票獲得へ全力を挙げたい」と述べました。
 各代表世話人からは「ワクチン不足に対し、失望や怒りの声が広がっている。隠ぺいや改ざんの政治が続いたが、今回は命にかかわるところで、国民をだまし討ちにするものだ」「総選挙で命を守る政治への転換へ、運動を広げたい」「『表現の不自由展かんさい』では大阪地裁が会場使用を認める決定を出した。行政は中立の立場で表現行為を守るべき」「五輪の行き過ぎた商業主義を正し、オリンピック憲章に立ち戻るべき」などの発言がありました。

(大阪民主新報、2021年7月18日号より)